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fiend 第四章 前半

いいなぁと、嫉妬の眼差しが、向けている私ですら…イライラして。

fiend 第4章 前半

「真希ちゃーん帰ろー」
眩しいほどの笑顔でこちらに歩み寄ってくる彼女の名は水流静鬼。
生徒会という同じ組織で共に働き半年以上はたった。
季節はもう冬に変わり、寒い日が続く。
「すみません副会長…まだ生徒会の仕事が残ってて…。」
彼女は別に悪い人という印象はなかったし、どちらかと言えば好意的に思っているがなんとなく話ずらくて、あまり一緒にいたくない。
まあ生徒会の仕事が残っているのは本当で…。
「うーんそっかぁ…じゃあまた今度ねっばいばーい」

そう言って、廊下の向こうへ走っていった。
「あ、姫鬼ちゃん!かーえろー」
「ああ、今丁度巡回終わったし帰るか。」
「あれ?るーくんは?」
「…さあ?」
遠くでそんな会話を繰り広げる赤髪の少女と、水色の長い髪の毛を揺らす副会長を、いいなあ…なんて見つめてしまう。
あんな友人、小さい頃は…いたな。


私にも。

目を下に落として、振り切るように、彼女達と真逆の方向へ歩き出した。


いつも羨ましかった。
小さい頃は確かにいたはずなのに、時が経つにつれて友人というものが減っていった。
人と距離をおくようになって、私からみんな離れてしまった。
そうするようにしたのは勿論私だし、そうする事が目的だったわけだから…。
別にいいのだ。

別にいいのだ。

そんなのは強がりで。
本当はただ怖いだけ。
人間というものが、ただひたすらに。
人とコミュニケーションを取る事自体が怖い。
信じる事が。
自分が傷つく事を恐れたその日から、自分から離れた。
だけど、本当は一緒に仲良くお昼ご飯食べたりしたいし、馬鹿な話に花咲かせたり一緒に笑いながら帰ったり……
「したいんですよ…本当は。」
小さな声が、誰もいない廊下に僅かに響いた。

だけど、やっぱり怖いから。
そんなきっかけも訪れることはなく。
今日も日々を無駄に浪費するんだろうな…って、消えない切なさを胸に抱えて、出るはずもない涙を堪えて、生徒会室へ向かった。


to be continue...?

あの、ね。
実はあの、前半かいてたらね、あの、付け足す部分がでてきちゃって、急遽書いてた前半を後半に回してこのちょびっとのやつをね、投下したのね。
あの、がんばって早めに後半書くから。許して。